北海道では、かって水稲作付けが26万ヘクタールを超えるほどあったが、現在は10万ヘクタールを切る面積に減少している。35パーセント程度。水田は用排水設備を含む巨大な施設であり、単位面積あたりの食糧生産能力の高さ、洪水防止機能などを考えると、極めてもったいない。見わたす限り「水田」といった景色が少ないことはチョット残念。需要側では食生活の変化、肉食やパン、麺のウエイトが増し、食べる人口が減少し、高齢層側に寄って、消費が少なめになっているので、供給側も抑制基調で長期間推移している。
さらに、北海道内で気象条件の厳しいコメ産地では、うるち米にかえて「もち米」が生産されている。もち米の中には、伊勢の「赤福」になるものもある。赤福はあんこも北海道産の豆。美味しいし健康にも良い。
お正月も近い。もち米の賞味からお米の消費拡大に努めたい。
写真は感染症が蔓延した時期の某所の鏡餅。感染症の不安なく安寧の時を経過していきたいものです。