高齢リターンライダーと農山漁村

 子どもたちの独立を機に再びオートバイに乗り始めました。Zガンダムの360度全周囲スクリーンほどではありませんが、シールド越しに大地との一体感を感じています。

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

米騒動

令和6年に、平成5年のことを思い出すことになるとは。この年は冷たいオホーツク海高気圧が強く、気温が平年より大きく下回り、全道の作況指数は50を下回る、平年の半分以下の収穫となった。道南や太平洋岸の地域は1割も穫れない作柄。全国でも8割を下回…

サイロの隣に角砂糖?

石狩川の堤防に走りに行く途中での写真。 赤いかわいいサイロがあった。サイロは気密性が高い状態で、主に乳酸発酵による牛が喜ぶ飼料(サイレージ)をつくることができる。写真のサイロは古い時代のブロック積みのもの。時代が進むにつれ、コンクリートやFR…

迂回もまた良し

仕事において、突破力のあるヒトは、一回でキッカり、終了なのかもしれない。 長いこと職業生活の中で、関係者の調整折り合わずに無念とか、人事移動の中で自分に合わない、似合わないとか、の仕事があるが、若い時の無念が15年ほど後に仇を討てたり、不満に…

朽ちることの評価

今年も暑い夏になっている。暑くなると、広々な大地を走るより、道路に緑がおおい被さるような林間の道路がホッとする。 となりのトトロで、小さなどんぐりの芽を森に成長させるシーンがあるが、植物体において、細胞壁のリグニンの存在が、大きな姿で立って…

海岸段丘と手稲山、春香山

札幌の街は、石狩川の支流の豊平川の扇状地の上に乗っかっている。西側は手稲山、春香山と続くところの麓に高速道路が走り、住宅地があり国道があり、住宅地があり、で海岸段丘の上の面がおわり、段丘の崖の下に鉄道が海岸沿いに小樽まで繋がっている。 とい…

北海道 東西の繋ぎ目

今でこそ、札幌と帯広を結ぶ道路、鉄路はNEXCO東日本の道東道、北海道開発局の国道274号線(日勝峠)、JR北海道の石勝線にて、容易に移動ができるが、北海道の東と西を隔てる日高山脈を越える道路ができたのが1965年、鉄路の石勝線は1981年なので、明治の開…

がんばれ当別、がんばれトラス橋

道央圏連絡道路の一部となる札幌大橋が石狩川をまたいで、札幌市の北部と当別町を結んでいる。全長は1キロメートル弱。河口から二番目の橋になる。河口に最も近い橋は石狩川河口橋で1.4キロメートルほど。小樽側より日本海沿岸、石狩川右岸を北上する時に重…

変速機とペダルと安全と

車に関しては、自動車学校でのコラムシフトからフロアシフト、オートマになってもコラム風味のものとか変速がマニュアルになるものに乗ってきたが、個人的には、コラム風味のオートマが一番操作しやすかったように思うし、高齢化して衰えていく過程では、目…

秋、収穫の初陣

北海道の畑作物は、ほぼ、一年一作。小麦に馬鈴しょ、豆、てん菜(砂糖ダイコン)、長いも・・・。 畑作物の出来秋に影響する暖候期も終盤となり、いよいよ収穫の始まり。7月の半ばほどからの麦の収穫が終了。 野菜と違って、そのままで食卓には上がらない…

感謝と展望

昭和生まれが、随分と長いこと生きてきたと思う。子どもの頃、明治生まれの祖母の「明治時代」が遠いものと思っていたが、そこのところに来てしまった。明治や大正、昭和ヒトケタ生まれの世代ほどは、長生きできないかもしれないが、それでも生存のリスクを…

薄皮な地殻とマントル突出

地球の半径は、6,400キロメートル弱、その表面近くの地殻は5〜60キロメートル程度の厚さらしい。ザックリ、地球の半径の1000分の1〜100分の1程度とは、みかんの皮より余程薄そう。夏のお祭りのヨーヨーのゴム皮みたいなものか。ヨーヨーのプルンプルン感を想…

白樺とヒトと生態系との矩

柳月の三方六、白樺の薪をモチーフとしたバームクーヘンを出張のお土産でいただくことがある。コーヒーを添えてパクッと食べる。 ツーリングで見かけた農業の限界地の白樺の植生を思い出す。谷底平野の傾斜には山林があり、傾斜の少ないところは、河川に沿っ…

道路にだぶる過去と今

学生時代からこれまで、徒歩で、チャリで、スキーで、オートバイで、クルマで、いろいろな道を通った。住んだところは札幌と日高と空知と3つの港町ほか。100往復も150往復もした道もあれば、あれ、前回はいつ通ったっけ、という道もある。 若い頃にオートバ…

つぶらな瞳に気をつけたい

アニメ「あらいぐまラスカル」にてカワイイ印象のアライグマは、ペットから野生化して野に放たれ、今や凶暴でメロンも盗み食いする悪党になっている。 つぶらな瞳なエゾシカも牛のための放牧地や採草地でやりたい放題。少年アシベのゴマちゃんも海獣として漁…

北海道の景観

水田農業が中心の日本であるが、北海道は畑作農業と畜産農業がおおく、それが府県と異なる農村景観の形成に繋がっている。 特に美瑛や女満別などのパッチワーク的な景観は、写真家でなくても、カメラに収めたくなる。前田真三の「麦秋鮮烈」を初めて見たのが…

ホース、アイアンホース

しばらく日高地方で働いていた。国内最大の馬の産地。 赴任が決まってしばらく、当時乗っていたホンダMTX200で行っていいものか、悩んでいた。音と2ストの排気ガスは、道路に隣接する牧場の迷惑になりそうだし、牧場で囲まれた土地で住むことになるので、通…

機械金属から電気電子、そして環境

学校に名前は既にに変わっていたが「鉱山学科」があった、かって花形の学科であった。地質から機械、製錬までカバーする、産業に直結した総合学科だったように思う。 40年ほど前には、その地位は土木建築、さらには、電気電子、精密機械へ譲られているように…

蝦夷共和国と榎本武揚と千島樺太

第二次世界大戦の末期、というか日本と連合国との停戦となるポツダム宣言の受諾の後、千島列島の北の端っこ、占守島から日本とソ連との戦闘が始まり9月の国後島、色丹島、歯舞諸島の占領まで続いていたことを根室に住んで知った。ソ連のスターリンは、米国…

故障と再生

高齢になると、こうもポンコツになるか、と思うほど、薬のお世話になる臓器が増えている。まー、昭和の末から平成、令和の初めまで酷使したから仕方がないとも思える。 車については、新車→10年超乗り切りを繰り返し、ほぼ10年を超えると故障箇所が増えるこ…