高齢リターンライダーと農山漁村

 子どもたちの独立を機に再びオートバイに乗り始めました。Zガンダムの360度全周囲スクリーンほどではありませんが、シールド越しに大地との一体感を感じています。

サイロの隣に角砂糖?

 石狩川の堤防に走りに行く途中での写真。

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 赤いかわいいサイロがあった。サイロは気密性が高い状態で、主に乳酸発酵による牛が喜ぶ飼料(サイレージ)をつくることができる。写真のサイロは古い時代のブロック積みのもの。時代が進むにつれ、コンクリートFRP、スチールも使われるようになり、根釧大地で見られた高くそびえるサイロには、牧場名が付され看板の機能も果たしていた。

 写真に戻って、横の白い三段積みのものは、巨大な角砂糖でも、上手に作れなかったお供え餅でもなく、牧草をコロコロにして、フィルムを巻いたもので、こちらも気密性があり、サイレージが作られる。

 この牛の飼料をつくる仕組みは、この40、50年で塔型のサイロから、牧草のコロコロにフィルムを巻いたもの、さらに、平たい貯蔵施設(バンカーサイロ)で牧草を重機などで踏みつけるものへと大きく変わり、併せて揃える機械も、飼料の調製技術も大きく変わって来た。牧場関係のみなさまの弛まぬ技術改善の努力が、安くて品質の良い牛乳を提供するチカラとなり、そのままでも美味しく飲めるけど、パンやヤクルト、ケーキなどの材料となって、商品の美味しさと栄養を支えている。

 写真は、石狩川の河口から10キロメートルほど遡ったところの河川の北の当別太。電柱が一本、若干ナナメになっているが、軟弱地盤のため、傾むいたと思われる。電柱を立てたヒトの技術が不十分だったわけではない、と思われる。