今でこそ、札幌と帯広を結ぶ道路、鉄路はNEXCO東日本の道東道、北海道開発局の国道274号線(日勝峠)、JR北海道の石勝線にて、容易に移動ができるが、北海道の東と西を隔てる日高山脈を越える道路ができたのが1965年、鉄路の石勝線は1981年なので、明治の開拓期から100年前後の期間経てのこととなる。
その間どうしてたのか、となると石狩川、さらに上流の空知川に沿うように敷設された根室本線、国道38号線の狩勝峠を超えるルートとなる。途中、北海道のヘソの位置、へそ祭の富良野を通る。釧路、十勝と札幌、函館を往来する特急は皆、富良野、滝川を通っていた。
当時と比べると、鉄路でも道路でもおおいに時間短縮されている。ありがたい気持ちで通りたい。
写真は、東滝川駅を通過するノースレインボーエキスプレス。臨時特急フラノラベンダーエキスプレスとして、根室本線の滝川ー富良野間を走る唯一の特急となっていた。