高齢リターンライダーと農山漁村

 子どもたちの独立を機に再びオートバイに乗り始めました。Zガンダムの360度全周囲スクリーンほどではありませんが、シールド越しに大地との一体感を感じています。

がんばれ当別、がんばれトラス橋

 道央圏連絡道路の一部となる札幌大橋が石狩川をまたいで、札幌市の北部と当別町を結んでいる。全長は1キロメートル弱。河口から二番目の橋になる。河口に最も近い橋は石狩川河口橋で1.4キロメートルほど。小樽側より日本海沿岸、石狩川右岸を北上する時に重宝する橋であるが、竣工したのが、石狩川河口橋が昭和51年、札幌大橋が昭和63年と意外と遅い。それまでは、川を渡船で移動しており、札幌へのアクセスが良くなかったこともあってか、札幌の近郊でありながら、しっかり農村が維持されている。

 水田農業地域として、大規模な稲作と麦や大豆、小豆、てん菜、かぼちゃ、ブロッコリーなどが生産されている。また、食べることは出来ないが、心の栄養になる花の生産でも道内屈指の産地となっている。そして、スィーツの工場として、石狩川を挟んで2つのロイズのチョコレートの工場がある。ロイズの工場では、さすがにカカオは輸入であるが、北海道のてん菜の砂糖や牛乳を粉にした粉乳もたくさん使われているよう。がんばれ、当別の農業・食品産業。

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 写真は、札幌大橋と並んで石狩川をまたぐ、北海道で最も長い鉄道橋の札沼線石狩川橋梁。1キロメートルほどの長い長いトラス橋。こちらは二代目の橋であるが、初代は昭和9年に竣工し、昭和の時代の石狩川右岸の農村のヒトと物資の移動に活躍してきた。物資の輸送は道路交通に委ねられたが、学園都市線の愛称もつけられヒトの移動を助けている。がんばれトラス橋。