高齢リターンライダーと農山漁村

 子どもたちの独立を機に再びオートバイに乗り始めました。Zガンダムの360度全周囲スクリーンほどではありませんが、シールド越しに大地との一体感を感じています。

不覚

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 美瑛・富良野は、地球の脈動が生み出す大雪山と夕張山地の山々に加え、農業の営みの景観のパッチワークやテレビドラマ「北の国から」の印象などで全国区の観光地いやインバウンドの観光地になっている。

 そんな中でも、地域農業は毎シーズン淡々と生産活動が行われ、タマネギ、メロン、スイカ・・・低農薬のお米などなど美味しいものがたくさん作られている。

 美瑛・富良野と一括りにされるが、富良野盆地の農業は、南富良野町富良野市中富良野町上富良野町それぞれに特色ある農業が行われている。

 中富良野町に関しては、ずっと水田農業が主体と思い込んでいた。たまたま、農村部にあるゲストハウス「夕茜舎(あかねやど)」さんに泊まる機会があり、HPの地図に従い、ズンズンと十勝連峰の麓に進んだ。

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 なんと山麓の傾斜地に畑作農業が拡がっていました。山々に目を移せば、十勝岳富良野岳が正面にドンと見えるし、振り返れば、富良野のスキー場を抱える夕張山地の山々がでっかく見えます。

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 9月も下旬となり、麦、タマネギ、馬鈴しょの収穫もひと段落、あとはてん菜、別名サトウダイコンが根の糖分をグングン上げています。がんばれてん菜。砂糖となって、多くのヒトたちの脳に直接栄養を届けてくれ。そして日本の働く人たち、勉強する人たちの生産性向上に寄与してくれ。それにしても、平場の水田地帯から写真の地域は200メートルほど標高差があり、春は遅く秋早い気象条件の中での畑作農業。中富良野にそんな畑作農業が展開されているとは。農業関係者として極めてダメでしたね。反省。