高齢リターンライダーと農山漁村

 子どもたちの独立を機に再びオートバイに乗り始めました。Zガンダムの360度全周囲スクリーンほどではありませんが、シールド越しに大地との一体感を感じています。

ホース、アイアンホース

 しばらく日高地方で働いていた。国内最大の馬の産地。

 赴任が決まってしばらく、当時乗っていたホンダMTX200で行っていいものか、悩んでいた。音と2ストの排気ガスは、道路に隣接する牧場の迷惑になりそうだし、牧場で囲まれた土地で住むことになるので、通りすがりなのでごめんなさい、とも行かなさそう。いよいよ赴任の春、冬季間預けているオートバイの店からクラッチの故障が簡単に治りそうもないとの連絡。

 この、日高への赴任の時から4ストロークのおとなしめのバイクに乗り換えた。今思うと、MTX200という「鉄馬」が馬産地でチビッコ馬もたくさんいる「馬」たちを驚かせることがないよう、身を引いたのかも。

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 写真は、アイアンホース号。オート三輪よりだいぶん強そうである。明治の北海道の石炭産業を輸送面から支えた機関車で義経、弁慶、静などの名がついていた。小樽総合博物館本館にて。

 明治時代から本格的に改良された馬は、特に重種馬は、かっては大砲を轢き、今はばんえい競馬で活躍する。軽種馬JRA地方競馬を力走し、引退後も乗馬クラブなどで活躍する。また、オートバイならカブに相当するであろう道産子、モンキー、ゴリラに相当するポニーなど馬はイロイロ(←個人の感想です。)。同様に、鉄の馬も大きいのから軽い、小さなもの、前三輪、後ろが三輪、側車アリ、屋根付きまでイロイロですね。